ココがみどころ!
- 白い鹿さんの人間の姿が美し愛らしい!!
- 初恋ボーイズラブものだけど、見どころはそれだけじゃない……モフモフもいっぱいだ!!
- 「ほのぼの」ときどき「切ない」けど、最後のクライマックスは……!?
キャラクター相関図

キャラクター紹介
穂村 一鳴
郷土資料館でバイトをしている大学生。白い鹿のはく製を眺めるのが好き。
白い鹿
郷土資料館の白い鹿のはく製だが、ひょんなことから人間の姿で一鳴の前に現れる。一度死んだ霊的存在。
猫田
一鳴の大学の友人。お人好しでネコっぽい。
乾 九曜
一鳴と同じゼミの大学生だが……?
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総合評価
イラスト(3/5) / ストーリー(3/5) / エロさ(3/5)
くまちゃん(2017年7月13日)
鹿、鹿、鹿! ――と、魅力的なキャラクターたち
愛らしいイラストと、鹿の角が生えた可愛らしい御仁が気になって「かのこみち」を読んでみました。
表紙をめくった先にあるカラー扉も鹿! モフモフ好きの筆者の心をいい感じでくすぐってくれます。
読み進めていくと、要所要所で動物(剥製だったり本物の動物じゃなかったりもするけど)が出てきます。
そういったことから、ありいめめこ先生は動物を描くのが好きなんでしょうね!
読んでいるこちらも、とても和みます。
そうして現れた白鹿のユーレイ?と、一途でひたむきな一鳴
主人公の一鳴(穂村)は郷土資料館に展示されている白鹿の剥製をとても気に入っていて、毎日眺めていたせいで(←!?)、白鹿の剥製が人間の姿で現れた、というところからストーリーが始まっていきます。
そう、この白鹿さん、しゃべりかたがとてもキュートなのですよ。
「ものわかり悪いですか?」とか。
「『最初』から『ここに』いるてゆーてますよ。失礼な」とか。
独特のこのニュアンスがたまりません。
白髪で赤目で鹿の角が生えていて――と、姿も神秘的で、それでいて飾らない感じの白鹿さん(スピ的な存在らしい)、とてもいい味出していると思います。かたや主人公の一鳴は、白鹿の剥製をとても気に入っていて、いつも飽きることなく友人があきれるくらい眺めているという……一途な側面をしょっぱなから見せつけてくれます。
彼は、どこにでもいるような大学生なのですが、読み進めていくと一鳴の一途でひたむきな姿をみることができます。
と、思い返せば、一鳴は誠実でいいヤツなんだなあと感じました。
また、序盤だけだとただのチョイキャラかなー、と思った猫田くんも結構重要なところで活躍したりするし、魅力的なキャラクターがいっぱいの「かのこみち」なのです。p>
BL初心者にはおあつらえ向きの作品
全部読んだ感想としては、ボーイズラブの匂いがあまりしない作品かなあ、と思いました。
BL初心者向きの作品だと個人的には思います。
ねっとりとした絡みとかそういうんじゃなくて、ほっこりしたい! という人向けかなぁと。かといって、主役二人がまったく何の展開もないというわけでもないので、そこは安心して読んでいただければと思います!
ほのぼのとしたストーリー展開で心が温まると思いきや……?
そんなこんなで、序盤はもうほっこり平和的な感じでお話が進んでいくのですが、中盤からだんだんといろんな問題、というか障害がちらほらと出てき始めます。
このストーリー、プロローグで語られる話もそうなのですが、伏線がところどころにいかんなく散りばめられており、一度読んだだけでは、内容をすべて把握できないかもしれません。
二度目、三度目と読み込んでいくと、プロローグの「アレ」はそういうことだったのか……! と納得できたり、アイツの反応はこういう理由があったからなのかと気づくことができます。
なんやかんや流し読みすると、白鹿さんのボケっぷりや猫田の残念な扱いに笑いがこみ上げそうになって重要な伏線とか逃がしたりしちゃうのですが……いやそれでも楽しいからいいんですけれど。
何度読み返しても新しい発見があるマンガっていうのもありだよね、と思いました。
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